刺すような暑さもだんだんと落ち着いてきたように思います。
最近は各地で大雨による洪水等の自然災害が起きていますね。皆様の地域では被害は出ていませんでしょうか。

今回は、雷についてのスピーチを聞きました。
落雷発生数は年間でみたときに8月が最も多くなるそうですよ。
そして全国的に1番発生しやすい地域が、関東甲信越だそうです。
落雷は人的・物的被害を招きます。特に気をつけたいのが、電子機器の故障や発火の原因にもなる、雷(らい・かみなり)サージというものです。これは落雷を原因とする短時間の異常な過電圧や過電流のことを言います。

雷サージには3つの種類があります。
1つは直撃雷です。特に高い電流が発生し、雷針や接続された電線等に直接落電する雷サージのことを言います。
2つ目が、誘導雷です。近くの樹木や建築物へ雷が落ち、電線からコンセント等を伝って、屋内の電子機器に侵入する雷サージのことを言います。
3つ目が、逆流雷です。建物等に落雷してから大地へ伝った電流が、接地を通じて逆流してくる雷サージのことを言います。

スピーチをしてくれた電気設備の担当者は、今まで3件の落雷の被害に合った現場を見たことがあるそうです。1件は、電力会社の電源に高電圧が掛かったもの。2件目は、建物に直撃した直撃雷によるもの。3件目は、家の周囲の柵に落雷し建物内に雷が回ってきた誘導雷によるものだったそうで、いずれも電子機器が故障して大きな損害があったそうです。

現代では電子機器は身近にある必要不可欠な存在です。弊社としてもできる限り落雷から設備を保護する設計をしていきます。