3月になり、春らしくなり始めましたね。

先日、現場へ行く途中でこんな木を見つけました。

宿り木A宿り木G宿り木H

まるでポンポンが付いているようですよね。

もっとポンポンが付いている木も見たことがあります。

宿り木B 宿り木F

知っている方もいらっしゃると思いますが、このポンポン、「宿り木(やどりぎ)」と言うそうです。

木に寄生するので、「宿り木」といいます。

主に、桜、ブナ、ケヤキ、栗などの落葉樹に、
鳥が宿り木の果実を食べて糞とともに種子が排出されて、粘液を持つ果実が枝に粘着し発芽。

寄生した幹から養分などを吸い取って生息するそうです。

しかし、寄生とはいっても、あまり大きく育たないようで、
約50㎝の球状の大きさで、2,3月ごろに黄色い小さい花が咲き、
11月ごろ黄色や赤い果実がなるそうです。

宿り木E 宿り木D 宿り木C

ちょうど、今が花の見ごろのようですね。

しかし、木の上にあるので、なかなか花や果実をみることは難しいかもしれませんね。
この宿り木は茎が二股に分かれ、折れやすいようなので、強い風がふいたあとなどでは、折れて落ちてしまうこともあるようです。

見かけた場所は、松本市内や安曇野市、木曽方面の川沿いでしたが、まだ落葉シーズン中ですので、今が見つけるチャンスです。
お出掛けの際は、ぜひ、宿り木を見つけてみて下さいね。

宿り木は、別名「寄生(ほや、ほよ)」といわれ、万葉集にものっているとか...
また、12月24日の誕生花で、花言葉は、困難に立ち勝つ・忍耐強い・征服
英語で「mistletoe」という名で知られ、有名なクリスマスソングの歌詞や世界的大ヒットシリーズの映画のワンシーンでも登場しているそうですよ。西洋では工芸品のデザインや民間伝承があるようです。

日本では知られてないクリスマスの風習もあるようですよ。
キになりますよね。ぜひ、つづきはみなさんで調べてみて下さいね。