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先日のスピーチは、スタッフが曳家(ひきや)について話をしてくれました。

曳家(ひきや)というのは、建築物をそのままの状態で移動する工法です。
建物がレールの上をゆっくり移動している様子を見たことありませんか?

曳家は再建築の場合と比べて、解体撤去作業が不要になり、建材の使用量を大幅に減らせるといったメリットがあります。
曳家の技術があれば、建物を壊さず移動させることができます。

建物を移動させるには、建物を地面から離す必要があるのですが、
建物を基礎から切り離す場合と建物を基礎ごと移動する場合があります。

この技術は解体や分割できない文化財の建物の他、樹齢数百年の巨木、大型クレーンなどの移動にも役立っています。

曳家を行うにあたって、構造や法規等 様々な条件をクリアしなければならないのは、新築の場合と同様です。
また、職人不足や人材育成といった課題もあるようですが、既存物件を有効に活用し、
エコにも繋がる曳家の技術は、昔も今も必要不可欠のようです。